第29回嬉野温泉和多屋祭り将棋大会A級の感想

第29回嬉野温泉和多屋祭り将棋大会に出場してきました。(山口)

勉強のために参加クラスはA級にしました。

予選で敗退しましたが、特に2局目は面白い将棋が指せたと思います。

今回は2局しか指さなかったので、正確な棋譜です。

予選リーグ第1局

こちらの先手番で、相手の方の中飛車になりました。

図は11手目。やってしまいました！5五角の筋でゲームセットです。

言い訳をすると、事前に先手中飛車の対策を強く意識して対局に臨んだ結果です。

こちらが後手番なら5五歩型なので大丈夫です。

投了したい気分でしたが、隣もまだ対局が始まったばかりでしたので、

できるだけ長生きできる手を選んで指しました。

数手進んで、▲2九飛に変えて▲7九金とすれば、馬が詰んでいますが、

△7九同馬▲同玉△6五桂の受けの利かない攻めや、△6五桂▲8九金△7七桂成▲同玉△3三角の王手飛車などがあり、隣の対局よりも早く終わってしまいます。

仕方なく飛車を引きました。

さらに進んで、詰めろを解除します。隣の対局が終わるまでは最低限粘ろうというつもりです。

と金が活躍して奇跡的に飛車と馬が捌けました。

さらに進んで、厚みを築いたあと、9五にいた馬を▲8五金で詰ました後、

▲5五角で竜を抜いて優勢の局面ですが・・・

△3五玉に対して2八の竜を取って、▲3七角！？としてしまいました。(反則負け)

時間もこちらは数分あり、相手の方は20秒以下だったので、ショッキングですね。

時間はたっぷりあったのに、1局で2回もうっかりしてしまいました。

(しかし、隣の対局よりも遅く終わるというミッションは達成しました。)

予選リーグ第2局

気を取り直して2局目です。

こちらも先手番となり、角換わりの出だしから、7手目に裏切りの▲6六歩としました。

いろいろ駆け引きがあって、1歩手持ちにしながら四手角になりました。

仕掛けの局面です。ここで▲2四歩を入れないと、どこかで▲1三角と王手で出られて攻めを躱されそうでした。

▲4五歩から攻めを継続しました。これを△同歩▲同銀△同銀▲同飛と進めてしまうと、▲4三桂不成で、8五の飛車が取れそうです。(一応△5五角や△8九飛はある)

当然相手の方も分かっているので、△5五銀と桂を外します。

さらに進んで終盤戦です。

いつの間にかこちらだけ時間が残り40秒程になっていたので、直観で指しました。

5三馬を取ると、5五の歩が活きてぴったり詰みなので、3四玉と逃げられました。

ここで、時間も数秒しかなかったので、仕方なく▲3六金で下駄を預けましたが、△5八桂成▲同銀△5六桂▲6七玉△6八飛から詰まされてしまいました。

図では▲3六金に換えて▲4五銀(または▲5二馬か▲3五歩)としていれば、ぴったり詰みがあったようです。

途中間違えたら不利になりそうな勝負どころが多くて、時間を使ってしまいました。

最後に、和多屋カレーを食べました。delicious.

今日は花火大会で混むので、早めの帰宅です。